私塾.寺子屋とは

寺子屋風景日本の資本主義の原型は、産業革命以前のはるか昔300年以上前の産業革命以前の江戸時代にあったといわれております。

乱暴に近代経済の定義をするならば、農・工という生産機能ではなく、消費機能を専らとする人々が形成する都市の誕生であり、貨幣経済による商業の発展といっても良いのではないでしょうか?

江戸時代、そのような商業的資本主義の誕生とその発展を支える多くの人材を育成・供給したのは読み・書き・算盤の教育機能を供給してきた「寺子屋」といっても過言ではないでしょう。

日本は幕末から明治維新の時代、欧米によってアジア諸国が植民地化される中で変革を成し遂げ、短期間に列強といわれる欧米の国々と肩を並べるまでになりました。それも当時世界一と言われた識字率に代表されるように日本人の知的基盤を支えてきた多くの寺子屋や私塾の存在があったからでしょう。

現代の机上のマスプロ化された知識主体の教育ではなく、塾頭・塾生が共に実学を学ぶ姿勢を共有する事のできる平成の私塾・寺子屋を目指したいと願っています。

(寺子屋.の最後のドットは平成の世の象徴としてつけました)

私塾・寺子屋. 塾頭 大竹佳憲